若桜町は自然の恵みがいっぱい
若桜町を訪問してみた
雪のある暮らしを知ってみようという冬暮らしセミナーがきっかけで
鳥取県、兵庫県、岡山県と 中国山脈の山が重なり合う中に
若桜町という町があると知りました。
雪のある暮らしはどんなものか、実際に体験してみたい~と、
お正月休みが明けた若桜町に3泊4日で滞在してきました。
移住するなら自分はどういうところに魅力を感じるか、
町や周辺自治体の産業はどんなもので、自分にできそうな仕事があるか
実際に住むなら町の中で病院や買い物する場所はどこにあるか、
町の住宅からの距離感を確認して回ったことを3記事にしました。
1記事目・大阪から若桜までは高速バスを利用しました
1日目は地域おこし協力隊経験者に会う
移住相談員さんのとりなしで関西や長野あたりから若桜に集まってきた
地域おこし協力隊や定住しつつある人のお話を聞きにいきました。
県外から移住で若桜町を拠点に定めて商売を始めて数年、
地域も巻き込んだ商売を起こそうとしている方のお話を聞かせていただいたり、
地域おこし協力隊として移住してきて
今から商売を始めようという方のお話を聞かせていただいたり。
とても為になったし、知らない土地へ踏み出す勇気を与えてもらいました。
若桜鉄道は県中心のJR鳥取駅まで1本で行けます |
おいしい食べ物をもっとPRしたい
2日目は若桜周辺でたくさん捕れている、野生の鹿を
お肉にして出荷する若桜29工房という公設解体処理施設を見学しました。
内臓を取り除き、皮をはいで1頭解体するのに30分かからない、
という熟練加工員さんの包丁さばきをみていて、
最後には脚4本、脇腹と背中がつながった大きな1枚のお肉、などに分かれて
どんどんとコンテナに分類されていきました。
一頭終わったら冷蔵庫で肉を冷やして落ち着かせます。
びわのたねの仕事先用に…とお肉を持たせてくださいました。
持ち帰ってから調理してみたら、脂の少ない鹿の赤身肉は
薄切りにしたものは炒めただけで食べられたし、
ぶつ切りにしてカレーに煮込んでみると柔らかく煮崩れて
とても食べやすかったです。常連のお客様も食べていただきました。
もちろん臭みなんてありません。こだわりの解体技術の賜物です。
手前の鍋はカレーを煮込むための鳥ガラスープ |
この日は土曜日なので猟師さんも活動的だったのか次々鹿が届き、
終わり次第また次の一頭をさばき始めました。
狩猟することで農林業の野生動物による被害軽減にもなるそうです。
沢山の素材をいかに美味しさを損なわずに肉にして出荷するか
解体を一から見ることができて、とても勉強になりました。
冬暮らしセミナーで話を聞いた味噌作りの藤原さんが話していた
氷ノ山からの綺麗な水や空気で農作物が育つように、
周囲の山々の恵みを受け動物も育つんだなと豊かさに驚きました。
3日目・最終日4日目は3つ目の記事に書きます。